地獄の画家卍イラストエッセイ水無

俳優として全国CMで主演を務め、入社した映像制作会社で「喋りが面白いから」となぜかYouTuberにさせられてうっかり1,000万回も見られてしまう。地獄のようなイラストを添えたエッセイを毎日公開中。書籍化したいので、皆さん応援してくださいね☆

私にとって最高のポイ活【水無のイラストエッセイ】

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 先日マツコの知らない世界で、ポイントを集める活動をする“ポイ活”なる特集をしていたが、私も重度ではないにせよ多少ポイ活人間の傾向にある。

 昔からポイントカードが大好きで、小学3年の頃にクリスマスプレゼントで近所のスーパー“オークワわくわくシティ”で使えるオーカードをサンタから貰ったという逸話があるほどだ。
 他にも私は中学生ながらに近所の中古ゲーム販売店ギャングスタ―でゲームを売る時なんかも買取ポイント2倍キャンペーンのチラシが入るまで待っていたり、値切りの神と呼ばれていた十代後半はアメ村で仲良くなった店の人にポイントをめちゃくちゃ押してもらったりして、およそ考えられないペースで強力にポイントを収集していた。

 そんなポイントカード絶頂期から時代は移ろいで令和の現在、キャッシュレス決済をするとポイントが貯まり、アプリのくじ引きに当たればポイントが貰えるようになった。逆にクレジット決済をすると店舗のポイントが貯まらない店も増えてきて、ポイ活もずいぶんと様変わりした。
 加えてクーポンアプリが急増したことで、ポイ活という言葉にクーポンでの直接割引も含まれるようになり、ますます手広く攻めなくてはならなくなった。これではクーポンを求めるポン活である。ちなみにまったく関係ないがポン酢のポンとは外国語で柑橘類を現すポンスのことである。

 だが私はここ数年、以前は強く持っていたポイント収集の熱が急速に低下していた。要因としては不要な買い物をあまりしなくなったことと、色んなアプリをチェックする暇があるならもっと他のことをしたいと思うようになってしまったからだ。
 加えて以前はポイントカードを持って行くだけでよかったポイ活が、日々お得情報をキャッチするアンテナを立てて情報収集しなくてはならなくなってしまい『ドケチなのでポイントは欲しい、だけど面倒くさがりなのでそこまでする気はない』という葛藤が私の内部で起こり、結果『ポイ活好きの妻にお得情報を流してもらえばいいじゃないか』となった。

 そんなわけで、私のポイ活は情熱に続いて積極性をも失った。一度そうなるとポイントカードも興味が無くなり、私の財布はずいぶんと軽くなった。だがそれでもキャッシュレス決済に関しては可能な限り利用し、職場近くの飲食店のクーポン情報だけは定期的にチェックした。一回30円引きだとしても20日出勤すれば600円になるのだ。年間を通すと7,000円。バカにならない。

 中でも私が一番好きなクーポンは丸亀製麺だ。レシートをスキャンするとランダムでクーポンが当たるというシステムなので、私は自分が死ぬほど出ている会社のYouTubeチャンネルで“丸亀ガチャ動画”と題して動画を出しまくった。すると思いのほか視聴者の反応が良く、丸亀製麺に食べに行った私の友人から「店内でお前の動画を見ている人がいる」と報告を貰うほど、丸亀ユーザーに対して多少の認知度を獲得するまでに至った。あまり会社の動画の話をするのもよろしくないので、続きは気になる人だけ検索してほしい。非常にお得で面白い。

 キャッシュレスで言うと、私はペイペイの“抽選で全額バックキャンペーン”で美容院代をチャラにしたことがある。会計をして『ペイペイ!』と間抜けな効果音を店内に響き渡らせると私の画面に『おめでとうございます! 全額ポイントバックに当選しました!』と表示されて「うお! 当たった!」「ウソ! 今のタダになったの? 私もやる!」と店のお姉さん達と大いに盛り上がった。

 他にもメルペイやau PAYで20%だか50%オフになる時は近所の対応スーパーやドラッグストアに行って必要なものを買い溜めた。
 これは考え方次第なのだが、生活費を浮かせたいという目的で使うのなら、安くなるからと言って店で美味しいものを食べてはいけない。結果それは元々必要のなかった出費となり、余計にお金を使うことになる。ケチケチモードに入った時は「びた一文嗜好品に金を落とすな。お金を貯めたいならストイックになれ」と自分に言い聞かせているが、ふと周りを見渡してみておいしそうに50%オフのアイスやお寿司を食べている人を見ると、自分はいったい何のために生きているのだろうと虚しくなることがあるので、何事もほどほどにしておいた方が幸せなのだろう。

 最後に、私が一番好きなのはなんちゃらペイでもクーポンアプリでもない。どこでも使えて明朗会計、クレジットカードだ。今やキャンペーン時以外はなんちゃらペイを使うメリットがあまりないので、コンビニだろうがスーパーだろうが処方箋薬局だろうが、男は黙ってクレジットだ。

 初めて作ったクレジットカードは楽天だったが、しばらく使ってみて「もっとポイント還元率の高いものがあるはずだ。この世で一番ポイント還元率が高い無料クレジットカードはどれか」と研究しはじめ、ジャックスのクレジットに目を付けた。最初は漢方カードという“普通の買い物もかなり還元率が高いが、そのポイントで漢方を購入すると異常なレベルで還元率が高いカード”を使っていたのだが、よく考えると私は漢方を飲まないので、1.5%溜まるレックスカードというものに替えた。これは今でも使っているのだが、ジャックスは年々還元率を改悪しており、今年の11月からさらに下がって1%になるらしい。もうおしまいである。

 こうして私のポイ活は、ポイントカードからクーポンアプリ、そしてクレジットカードへと移行し、それ以外のお得情報は妻から得るばかりになった。ちなみに妻曰く一番偏差値が高いキャッシュレスアプリはd払いとのことだが、私はあのキャンペーンに応募するたびに外部サイトに飛ばされる仕様が気に入らず、キャンペーン時以外は一切使っていない。

 もし最強の還元率を誇る無料クレジットカードがあるなら、ぜひ教えてほしい。

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