地獄の画家卍イラストエッセイ水無

俳優として全国CMで主演を務め、入社した映像制作会社で「喋りが面白いから」となぜかYouTuberにさせられてうっかり1,000万回も見られてしまう。地獄のようなイラストを添えたエッセイを毎日公開中。書籍化したいので、皆さん応援してくださいね☆

最近買って感動した物【水無のイラストエッセイ】

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 買い物大好き人間の私が、買って感動した物を画像に沿って紹介していこうと思う。万人受けするかは分からないが、刺さる人には刺さるかもしれない。

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 ①まずはこのお天気マークが可愛いタオルだが、私は一時期、気が狂ったように毎日ボディータオルについて調べていた。私はお風呂で身体を拭く際、洗濯がかさばるのでバスタオルの代わりに長く大きめのボディータオルを使っている。だが最近、数年使い続けてきたタオルたちがここぞとばかりに摩耗の悲鳴をあげ始め、全然水を吸わなくなってしまったのだ。こりゃたまらんと一斉買い替えを決意した私だが、一概にボディタオルと言っても色々ある。分厚い物は乾きにくいし、薄くても吸水性が高い物もある。絶対綿100%しか買わないけど中国製のものは信用ならないし、今治タオルや地元泉州タオルのようなブランド物でも種類によって吸水性が全然違う――と、気にしすぎてはまったく買えない。散々調べた結果、私はニトリで三枚、ネットでこのお天気タオル四枚組を購入した。どれも今使っているボロ雑巾のような物と比べると劇的に快適で、私の調査は概ね成功だったと鼻高々であった。

 ②スマホケースはいつも自分でデザインしたものを業者さんに発注して作ってもらっていたのだが、今回初めて既製品を買ってみた。このリング付きスマホケース、動画を見るのに最適なのだ。
 なぜこれを選んだかと言うと、育休で赤ちゃんが寝るまでずっと立って抱っこする日々の中、従来のスマホケースでは動画を見る都度イチイチ何かに立て掛けないといけない。だがこのケースならリングを回せば簡単に立つので、抱っこ中だろうが入浴中だろうがどこだってスマホが立つ。私はもう、二度と自分でスマホケースをデザインしたりしないだろう。

 ③食べるラー油なんてたいして面白くもない物を語るなと言われそうだが、ちょっと聞いてほしい。このラー油、ご飯にかけて食べるだけが正解ではないのだ。
 一番感動したのは豆腐だ。私はどうもポン酢や醤油をかける冷奴が苦手なのだが、これをかけるとあらヤだ不思議、めちゃくちゃ美味しい。すぐ疲れる体質を改善するためにたんぱく質を摂りたかったので、豆腐が食べられるようになったのは大きい。
 他にも茹でた鶏肉にかけてよだれ鶏風にするのも最高だし、焼き肉や餃子のたれはもうこれ以外考えられない。万が一桃屋さんが経営難に陥った場合、私は多額の株を購入して支援したいとさえ思っている。

 ④外出時はケータイと財布とリップクリーム以外は持ち歩きたくない私だが、これまではやれ夏場の飲み物だ筆記用具だ着替えだと、鞄が必要な場面ではこれまでずっと斜め掛けの物を使用してきた。だが体力なし男の私はすぐに肩が疲れてしまうので、よほど切迫した状況でなければ鞄を持って出かけることはなかった。だがふと何かで『高級なリュックは本当に楽だ』との情報を見た私は、半信半疑でマスターピースという御用達の鞄屋に行き、リュックを背負ってみた。するとどうだろう、私が持っていた安物のリュックとは違って肩や背中のクッション性が桁違いで、魔術をかけられたかのように背負っているのかどうかも分からないほどだった。私は黒魔術使いの店員さんに、自分の持っている手荷物を入れて背負ってみてもいいかと確認すると快く了承してくれたので、スーパーで買った重たい荷物を入れた。すると袋を手で持つのは元より、斜め掛けとは比較にならないほど体への負担が少ない。私はたいそう感動し、清水の舞台から飛び降りる覚悟でリュックを即決した。
 今では何かを買う予定がある場合は絶対に背負って行くほどまでに私の生活様式は変化し、高級なリュックの素晴らしさを日々実感している。

 ⑤最後の品は何のこっちゃ分からない方も多いと思うが、これはチョウバエ撃退薬剤だ。梅雨から夏にかけて、風呂場や水回りで黒い羽虫を見て不快に思ったことはないだろうか。虫がこの世の何よりも怖い私は毎年チョウバエが出るたびに悲鳴を上げて腰を抜かしていたのだが、ついに最強の撃退方法を発見したのだ。
 お酢を入れたペットボトルやバルサンでは奴らを消し去ることはできない。このデミリン発砲錠3%を風呂水に溶かして流す方法こそが根本的な解決策なのだ。少しやり方があり、排水口をビニールなどで塞いで水が流れないようにしてから風呂桶の栓を外し、風呂とタイルの隙間などの狭い部分にも薬剤が行き渡るようにするのだ。さらに風呂水を洗面器ですくっては他の隙間にバシャバシャかける。これで一晩置いて翌朝水を流せば完璧だ。幼虫から徹底的に駆除できるので、もうその年に奴らが姿を見せることはない。
 ちなみに執念で憑りつかれたかのように水をかけまくる私の姿を目にした妻は、その姿を鬼神のようだったと言っていた。

 次は『買って感動したキッチン雑貨』を紹介したいと思う。
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これからもエッセイを投稿していきますので、気に入っていただけましたらまたご覧ください。
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ありがとうございました。